yamamizuh’s diary

沖縄県の北部・東村にある自然と民俗の博物館です

春とロードキル

雨があがって、澄んだ空気が気持ちいいんですが‥
博物館内の湿気がすごい事に!


こんにちは、学芸員の金城です。


4月になると博物館周辺では、アカショウビンの鳴声や
オキナワトカゲが姿を見せ始めます。




▲砂地をガサガサしながら移動するオキナワトカゲ




▲イシガケチョウが何匹も飛んでいます



公園側のピロティで子育てしていたツバメが
とうとう巣立ちの練習をはじめていました。



▲巣の近くで様子を伺い中‥




▲非常に警戒している様子です




▲でも親からエサをしっかり貰っていました(かわいい)



春は繁殖の季節です。
やんばるではヤンバルクイナが黒いヒヨコを連れて道を横断したり、
爬虫類や両生類が、雨の日・雨上がりの時間にノコノコ道を歩いていたりします。



▲クスサンの幼虫が何匹もロードキルされてました




▲すでにシリケンイモリロードキルされてました


雨が降ると、宮城区や高江区では
シリケンイモリが沢山歩いています。



見かけたら、轢かれない場所へ移動してあげて欲しいです。



ぜひやんばるにお越しの際は、
道路の小さな生き物たちに気をつけていらしてくださいね!




余談ですが、ひょっこり現れた湊先生から、
「公園にシンジュサンがいる」と教えて貰いました。




▲よくヨナグニサンに間違われる、とのこと


とても綺麗な蛾です。羽の模様もさながら、
全身毛で覆われてフワフワしているのがまた可愛い!可愛い〜!


今年度も色々な生きものと出会えることを期待しています。