yamamizuh’s diary

沖縄県の北部・東村にある自然と民俗の博物館です

3月3日(浜下り)

獲物のタコを片手にポーズ

  休館日です。りゅう(イノシシ)にエサ(残飯)をあげにきました。だいたいは豚用の飼料をあげているのですが、たまにあげる残飯はとてもおいしそうに食べます。
  天気がいいです。博物館からデジカメと双眼鏡を拝借して2才になる娘と久し振りに高江までドライブしました。高江の共同売店でお菓子を食べながらゆんたくをしていると、売店のそばから「ふぃっ!ふぃっ!」と鳥の鳴き声が・・・ノグチゲラ?、双眼鏡を車から取り出し静かに周辺の木々を見てみると、桑の実らしきものを木の枝でついばんでいるノグチゲラを発見、羽根が赤みがかってとっても綺麗です。20mくらい離れていましたが双眼鏡で見るとはっきりくっきり見れました。写真には残念ながらおさめられませんでしたが、次回のお楽しみでとっておきます。
  あと、売店のお姉さんに「今日は浜下りだけど海行くねー、12時頃から水揚水発電所のエレベーターで海に下りれるよ」とのこと。旧3月3日は「浜下り(はまうり)」の日、最近は潮干狩りやピクニックと言う感じですが、もともとは女性が海や川などに行って身の汚れを払うというものだったようです。せっかくの休みなので人生最大のパートナーを誘って浜下りに行くことにした。女性の行事なので2才の娘も連れて行きたかったのですが、岩場などがあり危険だし、彼女をつれては獲物にもありつけないだろうと人生最大の恩人「おじーおばー」にあずけて午後から高江の海へと向かった。海水揚水発電所の140m以上あるエレベーターで地下に下りて、少し歩いて海にむかった。海近くで高江小中学校の児童生徒や職員の皆さんがちょうど潮干狩り前の昼食をとっていました。自分たちはお先に海へと下りていきました。久し振りの潮干狩り、潮風、磯の香り、波の音、すべる石、色とりどりのサンゴ、逃げ回る小魚・・・、開放的で全てが最高です。潮が引くまでしばらく波が打ち寄せるリーフの上を気ままに散歩、ここまで来るともう満足です。獲物が捕れようが捕れまいが関係ない気分になりました。結局干潮の時刻まであまり潮が引かず、一番目的のサザエさんは捕れなかったのですが、シャコ貝(アジケー)の大きいのが一匹捕れました。一匹ではおかずにするのもめんどくさいので、高江校の生徒にプレゼントしました。また、30分くらいは人生最大のパートナーの希望で熱帯魚捕りをしました。小さな魚を2匹ほどゲットしました。家の方で頑張って育ててみようと思います。
   帰り際に高江小中学校の皆さんが岩の方で集まって騒いでいました。近づいてみると校長先生が何やら獲物を捕ろうと必死にがんばっていました。聞いてみるとタコのようです。穴に逃げ込んでいるので足が切れたりしていました。しばらく格闘していましたが、どうにか捕まえたようで、しかし周辺で見ていた生徒にスミをはきかけズボンを真っ黒にしていました。東村のはずれのこじんまりとした学校ですが、家族ずれのように潮干狩りを楽しんでいる様子がとてもほのぼのとして良かったです。  鶴