こんにちは、学芸員の金城です。
今日も博物館はゆっくりとした時間が流れています。
今回は博物館周辺に生えている植物をご紹介♪
私も勉強がてら辞典で調べながらお伝えします(^^)
まずはこちら。
▲ユウゲショウ(外来種)
・沖縄本島、宮古、八重山に分布
・花は紅色、6mm程度の小さな花を咲かす
・花は夕方から咲き始める
次はこちら。
▲シロツメクサ(外来種)
・沖縄本島、宮古、八重山、大東島に分布
・花は白く2cm程度
最後はこちら。
▲センダン(在来種)
・沖縄本島、宮古、八重山、大東島に分布
・木の高さは7〜10m程度
・花は淡いむらさき、4月頃に咲く
・実は黄色、果肉や葉は害虫駆除に利用される
・落葉樹
こう見ると‥外来種の多いこと。
あ!外来種と言えば、皆さんはこの植物を知っていますか?
▲ツルヒヨドリ(特定外来生物) ・葉はギザギザのハート型、ツヤがある
・11〜12月にかけて小さな白い花が集まって咲く
・種は綿毛がついている
実はこの植物‥世界の侵略的外来種ワースト100にも
選ばれるほどのこわ〜い植物!
すごーく繁殖力が強くて、
1つの株で1年間に25mも広がっちゃうんです。
そして他の植物をつるでおおいながら成長するので、
そこにいた植物や木を枯らしてしまう被害が続出!
残念ながら、今沖縄でも元気いっぱいに広がっているようで、
環境省からもこんなパンフレットが。
↓↓↓
ツルヒヨドリを見つけたときは!
1.根っこから茎、花まで残さずむしる(なにも残さない)
2.すぐにゴミ袋に入れて、必ず焼却処分する
★定期的に1と2を繰り返す
外来種の駆除は地道な活動を長い時間をかけて
行うことが一番確実なんです。
できることから少しずつ。
皆さんも家の草むしりするとき、
地域の清掃活動をするとき、
目の前にある植物をちょっと気にしてみるといいのかもしれません(^-^)
私も博物館の庭掃除、気をつけよう!
写真・文 きんじょう