yamamizuh’s diary

沖縄県の北部・東村にある自然と民俗の博物館です

生き物デー

こんにちは、学芸員の金城です。


何ともいえない天気ですが、
こんな日は人気の無い公園で遊ぶカラスを見て、
楽しむのが博物館ならではの光景です♪



カラスさん、何を思ったのか遊具の中を冒険。
とても人間くさい鳥です。




雨の日に外に出れば、
普段出会えない生き物に遭遇することも。



シリケンイモリ、可愛い!


道を歩いていたので、少しつきあってもらいました。


シリケンイモリ
 ・沖縄県に分布
 ・背面は黒地に黄白色の不規則な模様がある
 ・お腹が橙色
 ・ちょっと毒があるので触ったらすぐ!手を洗うこと



テンションが上がって、何も考えずに触ってしまいましたが
両生類(カエルやトカゲ、イモリ)は毒を持っている種が多く、
見るだけで触らない方が良いです。反省。




そして!今日初めての体験をしました!
ハブケースの掃除です。




▲銀ハブ&本ハブが脱皮と脱糞してました



糞の中にハブの「牙」がある事があるそうです。
「毒がまだあるから刺さったら大変だよ〜(Yさん談)」




▲ハブをケースから出す



マットとケースを綺麗に洗ったら、




▲また戻す




頭より10cm下を掴むと良い、との事。
力が強くて、暴れる暴れる。




怖がられているハブですが、
本当は繊細でビビり。



環境の変化でストレスを感じて
ケガの治りが遅くなってしまったり、
食欲が減退してしまうことも。


展示されているハブを見るときは
静かに、刺激しないように(ケースをたたくのは一番NG)
そして目を合わせないようお願いします(^^)




ほら、自分がハブの様にケースに入れられて展示されているとして、
ケースを叩かれたり、大きな音がしたら
何をされるのか不安で怖くなるはず。




展示する以上、生き物達が「安全だ」と思える環境で過ごして欲しいのです。




皆さまのご協力なくして、
生き物たちの展示はなしえません。



ご理解とご協力をお願いします(^-^)