yamamizuh’s diary

沖縄県の北部・東村にある自然と民俗の博物館です

北部地区文化財行政連絡協議会

 昨日、北部地区文化財行政連絡協議会の総会・研修会が伊是名村で開催されました。東村からは私と尚子さん、文化財保護委員の仲嶺さんの3名が参加しました。
 久々の伊是名島です。運天港からフェリーに乗り込むやいなや2等客室で横になる。台風10号の影響でうねりがありそうだったので・・・。案の定眠っていても少し気持ち悪い感じで揺れていました。しかし、1時間くらいで島に到着、港のレストランで腹ごしらえをして、研修会場へ。総会を30分程度で終え、西江講師による島の歴史のお話しを拝聴。(写真:講演会風景)

 

  あらためて、琉球王朝第2尚氏尚の始祖尚円(金丸)生誕の島のである伊是名の歴史を振り返る。(写真:若き日の尚円王=金丸の像)
                           

  島の視察では「みほそ所」や「逆田」など尚円にまつわる文化財などを巡った。島は小さいが歴史・文化のスケールの大きさを感じさせてくれた。実際、島の中を歩くとやはり本島とは時間の流れがちがう感覚になる。珊瑚で積み重ねて作られた屋敷回りの石垣は、何とも言えない風情と島の人たちの生活感が感じられる。こんなにたくさんの珊瑚をよくも運んでこれたものだ・・・・。バスから降りると、とにかく外は暑い・・・、でも集落のスージ道はフクギやデイゴが木陰を生み出し、心地よい風が吹いてくる。なんとも言えない心地よい瞬間だ・・・。
(写真左:デイゴの巨木と石垣 写真右:銘苅御殿)
         
  研修も終わり、宿へチェックイン。夜の懇親会の前にシャワーをとり、民宿の夕飯をご馳走になった。魚やサザエ、もずくなど離島ならでわの海の幸、一口目のビールが最高。昼間の暑さに感謝です。
  懇親会は勢理客集落の集会所で行われた、皆さん昼間の真剣な表情とは打って変わって和やかでいい感じ・・・。地元の方々の伝統芸能等の舞台も多彩で会場は盛況、2.3時間の懇親会があっという間に終わってしまいまいた。来年は東村での受入なので、来てくれる皆さんを温かく迎えたい。結構酒もすすみ、少し調子に載ったので2次会まで参加・・帰りは午前様・・・。今日は朝9時の便で帰ってきました。本当につかの間の楽しい時間でした。伊是名島の皆さんありがとう、またそのうち個人的に遊びに行きます・・・。 鶴