yamamizuh’s diary

沖縄県の北部・東村にある自然と民俗の博物館です

セッカの巣と卵

村内在住のSさんより「畑で草刈りをしたら、巣がでてきたんだけど3日くらい親鳥が帰ってこない」との連絡をいただき巣ごと持ってきてもらいました。

 

チガヤ(東村の方言でマカヤ)で作られたセッカの巣と卵でした。

卵の長さは1,5㎝で重さは1~2gの間で赤褐色の斑紋が丸い方に多く見られます。

 

職員の山ちゃんが並べて「なんだか可愛い♪」と言いながら撮影してくれました。

 

かわいい卵たちですが、残念ながら放棄してしまったので当館の展示用に標本にすることにしました。

卵が小さすぎて、割らないように中身を出すのも一苦労です。

このように触ったり処理する場合にも、外側から穴をあけようとすると固いのですが、内側からは簡単に針を通すことができるなど、勉強になることがたくさんありました。

 

野鳥コーナーに展示したいと思いますので、ぜひご覧くださいね。

 

尚子