yamamizuh’s diary

沖縄県の北部・東村にある自然と民俗の博物館です

人面虫

昨日とはうってかわって、真夏の日差しですね。
こんにちは、学芸員の金城です。



博物館は川の側に建てられているため、
冬でも夏でも結構な湿気が。



そのため除湿機をフル稼働させて
湿気と戦っています(>_<;)



なぜかというと、
湿度が70%を超えるとカビが発生 → カビ大好きな虫が来る → 展示物がオダブツ‥となります。



博物館は展示物(剥製や木材)や図書館(紙類)があるので、湿度は大敵!
大体50%〜65%が最適なんです。




話は変わって。




今日自宅でこんな虫を発見。




▲ぽかーんと口を開けた人の顔みたい(笑)




▲よく見ると大量にいるー!交尾してる?




最初、ジンメンカメムシかな?と思ったのですが、
ちょっと違う様子‥


▲ジンメンカメムシはこんな虫





博物館の本で調べると、「アカホシカメムシ」という名前でした★



★アカホシカメムシ(ホシカメムシ科)
 ・体長は12〜17mm
 ・沖縄では各地に分布
 ・チュウキュウトロロアオイ、フヨウ、アメリカネリで見られる
 by沖縄の昆虫類(東清二・著/1975発行/風土記社)


口をぽかーんとあけた細身のお兄さんみたいで、
なんだか愛嬌がありますね。



気になった虫を調べて名前がわかると
なんだかワクワク楽しい金城でした。




写真・文:きんじょう